5Qブロックは、6面で初登場するブロック。但し、6面・16面以外では18面が初登場。20面以降では、22面・24面を除いた全ての面に登場する。
別名は「ジュリアナ」。これは、初期状態の見た目が、底面の4O部分を床に、上面の1I部分をお立ち台に見立てたことによるもの。
A面 | L面 | B面 | R面 | U面 | D面 |
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4使い |
2使い (右手) |
1使い |
3使い (左足) |
3使い (右足) |
2使い (左手) |
初期状態の「A」面、およびその裏側にあたる「B」面は、他のブロック同様に、C回転で向きを調整することが容易である。
初期状態のA面は底面が4O(2×2)形なので、配置場所は明快である。配置後に「上面の1Iがどういう地形を形成するか?」というのを熟考した上で、 配置を行いたい。
底面が1I、上面が4O(2×2)の形。
基本的には、初期状態から[B→B]でこの状態にしてしまって良いのだが、 注意すべきは2×2の左下の1I目の穴を埋める形にしたい場合。何も考えずに[B→B]と回すと、その後[C]回転が3回必要となり、合計で5手かかる。 この場合は、先に[C]と回した後に[B→B]と回すことで、3手で回すことが可能。 26面など、出現頻度が高い面で十分に練習し、是非とも習得したい。
5Q: BBCCC |
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5Q: CBB |
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また、2×2の左上の1I目の穴に埋める場合は、[B→B→C→C]および[C→C→B→B]の二通りの最短手順が存在する。 3×3フィールドなどの狭い面やフィールドが高めでレベルが高い場合に、[B→B→C→C]だと、後半の[C]回転時に地形に引っかかる形となり 回転できなくなるリスクが多くなるが、 [C→C→B→B]の場合は、配置位置に落下するまでに3手しか回せなかった場合でも、その位置からの[B]回転が可能である。 余力がある場合は、[C→C→B→B]で回転するように心がけたい。
窮地でのBBCC(失敗) |
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窮地でのCCBB(成功) |
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使い方が明確なA面/B面以外は、「一体どの形が何面なのか?」というのを瞬時に把握することは非常に困難で、 この事が5Qブロックの操作難易度を非常に高いものとしている。 冒頭の説明では、各面の状態に「左手/右手/左足/右足」と割り振ってあるが、正直「何のこっちゃ」である。
「突起部分がどの方向を向いているか?」という分類が直感的であると思われるので、本項では「左/右/手前/奥」と分類して説明。
突起が上を向いている「A」面の状態からB回転をすると、突起が右側を向く。 「B回転をした後の形状がどうなるか?」というのを考慮してC回転をしていき、最後にB。 「A」面のときに突起が左側であれば、Bで倒すと突起が上側に来る。右側であれば、Bで倒すと下になる。
(C×n)B:すべて最短手
BCで最短で奥向きにできる。奥向きの場合は、突起部の振り替えはBで可能である。
BC(B×n):すべて最短手
慣れないうちは、まず奥向きの状態として、B回転であわせて最後にBとするのでも良い。 突起が奥側に来る場合は、BC→C、BCB→Cはそのまま最短手順である。
突起が手前上側に来る場合は「CBBB」。これは要暗記。
5Q: CBBB |
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突起が手前下側に来る場合の最短手順は「BBB」であるが、この場合は3使いであり、同型の3Lに置くことができる 「奥向き・突起右側下段」の「BCB」でも代用可能。 また、「BCB」の状態から、後述する「3使いの振り替え」を使い「BCB→BC」で振り替えができるため、無理に「BBB」を使う必要は無い。
初期状態からBで倒した右向きの状態から、C回転で3手必要となる状態。
まずB回転をした後、突起部分を上段にするか下段にするかで分岐させる。 初期状態からBの時の突起は上段であるため、上段で使う場合はそのままCCC、下段とする場合はBBでひっくり返し、突起を下段にしてからCとする。 BCCC、BBBCいずれの場合も、後にB回転を付加することで、突起の上段・下段が変わらずに左右の位置を逆にできる。
手前辺を含む3使いは、振り替えが可能である。配置後の地形を考慮して最適な形で配置するため、活用したい。